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最近の読書 2017年夏 ―覚え書― [本(小説 他)]

いつの間にか7月になりました。
少し前に読んだのですが、読書の覚え書です。今回は女性作家の本です。


「対岸の彼女」   角田光代   文藝春秋   

対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女 (文春文庫)

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/10/10
  • メディア: 文庫

角田さんの本を読むのは、「八日目の蝉」「森に眠る魚」に続いて三作目になる。
直木賞作品だし、女同士の友情を描いているみたいで興味を持ったのだが、前の二作より自分にはつまらなかった。



小夜子と葵、高校時代の葵とナナコの二組の友情が交互に描かれる。
前者は同い年で同じ大学出身という二人。葵が女社長で小夜子が雇われる。

家庭や仕事(清掃業)のどうでもいいような会話や話が延々と続き、いったいどういう話なのかと退屈だった。後者の葵とナナコの方がまだ興味があったけど、こちらもナナコの秘密とか全然深まらないままで、表面だけで終わってしまった。

三分の二ぐらい進んで、ようやく(?)小夜子と葵の仲がちょっとした言葉でおかしくなるのだけど、その後もお互い何も聞こうとせず、復活するのが、小説としては物足りなさすぎる。

経験したことがあるような感情に共感するところもあったけど、もっと深い友情が見たかった。



「センセイの鞄」   川上弘美   文春文庫   


センセイの鞄 (文春文庫)

センセイの鞄 (文春文庫)

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/09/03
  • メディア: 文庫

これは昔、テレビ(ドラマ?)で見たことがあって、心の片隅に残っていた。
でも、何となく気恥ずかしい気もあって、読んでいなかった。

読んだのは昨年の年末なのだが、やっぱり一人が淋しく感じる時期で、読んでみようと思ったのだ。
心があたたかくなったというのでもないが、ほっこりした。

37歳独身のツキコさんは、駅前の居酒屋で高校時代の教師と出会う。
それからの二人のゆったりした交流を描く。

最初は居酒屋で約束をするわけではないが、偶然会うことから、一緒にキノコ狩りや花見に出かけるようになる。
二人の距離感が、読んでいて心地いいのだ。
ツキコさんがセンセイの話に「はあ」と返事をするだけみたいなのがおもしろい。センセイもツキコさんも丁寧語をくずさないのがいい。
これといった事件も起こらないし、たわいもない会話ばかりだけど、心の変化を追いたくなってくる。

テレビで見た時は、ちょっと引いたところもあったけど、こういう恋愛もありかなと思えました。



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